昭和45年7月28日 夜の御理解
竹葉会には、何時も私はもう、四時の御祈念を終わったぐらいから、ちょっと顔を出すくらいで、一口話しさしていただくだけですけれども、今日は、どうしたことからか、もう一時の御祈念が終わって、もう、前ごろから開かれておりましたから、あー、あちらで、共励殿でしたから、一通りお話させていただいておりますところへ、丁度、竹内先生たちが、あー、おばあちゃん、先生方が親子でお礼参拝がございました。そして、あの、マルショウの方たちがキャンプをしておるところに、ちょっとあの、まあ、いうなら、陣中見舞いとでも申しましょうか、ちょっと行ってみたいと、あー、言われるもんですから、ほんなら、私も乗せていって下さいといって、私もま、一緒に乗せてもらいましてね、あのー、参りました。ほんとにあの、竹内先生が、おばあちゃんに、あの、親先生もおい出ると言いよるから、貴方は、私達が帰ってくる間、ここで待っておいて下さいねち言いよんなさったら、親先生がおい出られるなら、私は、なお行きたいち(笑いながら)言うてから、そして見えます。そしたら、ほんとにまー、その意欲にね、もう驚きますが、あのー、平原のキャンプ場、それからあそこの階段の、もうほんとに、ほとんど人の手も取らんようにしてから、上がられて行った訳でございますが、まあ、あちらへ参りましたら、あの、初めてあの、あーいう風にしてキャンプをやるんだなという事を、今日見せていただいて、えー、七、八名の方たちが、あっちこっちにこう、散在しております。あのー、キャンプ張っておった訳ですけれども、もうほんとに、私は、たまがりましたことは、あのー、ハンガーですね、この洋服掛ける。ああいうふうなものまで、ちゃーんと、木の枝で具合ようそれぞれに作ってね、掛けられまして、もう、なにからかにまで、あちらで、あのー、まあ、山形の木ですか、あれで、あのー、色々、銘々が工夫しながら、あのー、まあ、二泊三日の、そこで寝たり泊まったり食べたりすることの準備を、丁度しておるところでございましたが、皆が、その協力し合い、もう、それこそ楽しくて応えんといったような、ま、生活をなんち、するわけですけれども、ほんとにあの、子供のときに、ああいうこの、こういう生き方、こういうあり方というものが、あの、社会の上にも、これと同じように譲り合い、または励ましあい、または、協力し合って、んー、その、食べることにも、すべてのことに、ああいう働きをして行くということが、ほんとに天地の親神様の、世界中の氏子に対するところの御願いでもあろうと思わして頂いたんですけどもね。だから、あれはもう、小さいえー、ま、子供達の世界で、それはあるけれども、それが、いよいよ社会にも、こういう生活を広げていけれる、協力の、おー、おー、和を持っての生活、共同生活というのが、こういうものだという事を、社会にも同じような意味合いを含むものと いう事をですね、あの、考えて教えてくれるものだという風に思うて、大変なるほど有意義なものだなと私は思うたんです。そして、私共、信心生活させて頂きます者が、ほんとに和賀心をもって、社会のああいう、うー、生活の出来るような、手本を示さなければならんというような事を、まあ、感じさせて頂いて帰ったんですけれども、それから私、行きがけも道を間違えまして、ずーっと横のほうへ行って、山のほうの中腹から横へ行って、丁度、吉井あたりの真上ではなかろうかと思うとこまで行っとります。ところが、まー、後返りして、ようやくキャンプ場に着いた。そして、帰りは、私は間違いなく、もう、あのー、内山緑地のあの、大きな通りのあの道を、あー、出れると思って行きましたところが、あの、小さい道になってしまってね、そして行ったところが、なんとあーた、麦生(むぎお)の、あのう、いわゆる母の里ですが、その、麦生の池尻家の墓のある、ほんのすぐ下に出ておるです。(笑い)はー、今日は、おかげで、じっちゃまばばしゃまたちが、ここさん呼び寄せなはったじゃろと言うて私は、そこから下りさせて頂いて、帰ってきたんですけれどもね。そんな訳で、ほんとに今日は一日、まあ、充実した色々おかげを頂きました中に、いろいろな事が教えられ、いろいろなことを感じさせていただきました。「ね」。とりわけ、あの、竹内のおばあちゃんですが、まあ、あのお年でね、あの意欲的な、あー、信心に、あのような幸せがね、えー、誰でも頂けれるのだというような手本を示して下さる。それにはやっぱり、もう、あのお年になられても、親先生がお出でるところなら、私もなお行くち言うて、その言われるようなその、元気な心がね、もう、ほんとにあの、有難いなと思わせて頂いたんですがね。お互い、ああいう良い手本が、いわば有るのでございますから、そう言う手本を、ほんとに一つ手本として、おかげ頂いていきたいなあ。私共も、将来、ああいう風におかげ頂いていかなければならんなという風に思わせて貰ったですね。どうぞ。